まだ下位ですか、今年はAクラス、優勝も夢ではない、感じです。
Kスタ宮城で野村監督の胴上げ見たいですね。
ケーブルテレビでは、楽天の全試合が見れます。
話は変わって、先のブログ続きになりますが野村監督ネタを。
野村監督も嫌いな言葉。
「根性論」「精神論」
私の一番嫌いな言葉です。
なぜなら、根性・精神論ありき、では人は育たないから。
もちろん、ある一定以上のスキルになると人間的な部分も必要になりますが。
根性・精神論ありきの人は、
人間力を高めれば、仕事もおのずと伸びると勘違いしています。
人の成長には、確かに根性・精神的な部分も必要ではありますが
あるレベルの技術、スキルが伴っていなければ、どうにもなりません。
「人は良いけど……仕事は……」となってしまう。
根性・精神論ありきの人は
どのように部下などのスキルを引き上げるのか、具体的な方法を知らない。
野村さんは、根性野球・精神野球に懐疑的になり、
「考える野球」をするようになったわけです。
野村さんは南海監督時代に監督兼選手になった。
その時にヘッドコーチに、元大リーガーのブレイザーを招聘した。
ブレイザーの「考える野球」に共感していたからです。
ブレイザーは選手に、どのように考えるのか
その方法を具体的にミーティングで教えたそうです。
例えば「走者一塁でヒットエンドランのサインが出たらどうする?」とテーマを出す。
内野手の動き方を予測し、どのように対応するのか
ひとつひとつのプレーの意味を具体的に解説しながら
対応策を選手が分かるように指示したという。
考えるコツを「分かるように教える」と、選手も考えられるようになるのです。
選手に「自分で考えろ」「いけー」「バカタレ」
血と汗と涙といような根性野球真っ盛りの30数年前というから、
革新的な野球だったわけです。
根性野球に限らず、精神論を持ち出すのは、ある意味誰でもできます。
根性論を言う人は、「考えろ」とは言うが
悲しいかな、考えさせる方法論を知らない。
例えば会社であれば、上司から「考えろ」と言われた部下は、
どのように考えればいいのか分からない。
で、困って「どうすればいいのですか?」と聞いたら
「考えてないからだ」と一喝される。
「今さら聞けない○○○○○」というタイトルの本が結構ヒットしていましたが、
「考えろ」「考えろ」と一喝され続けた部下は
「今さら聞けない」状態に陥り
考える方法が分らないまま迷走を続けるのです。
そういう悲劇が日常の職場で起こっています。
リーダーには、考え、組み立てる能力はもちろん必要ですが
それを、部下に如何に身につけさせるのか が出来るかどうかなんです。
「分かるように教える」のは、
教える側が教えられる側の心理状態まで、把握していなければ
教えられる側が「分かる」ようになりません。
このブログで、何度も紹介している今野華都子さんは、人間性は神の領域ですが
一方では、世界一の技術をもっており、素晴らしいエステシャンを数多く育成しています。
なぜなら、分からない「部下の心理状態を読め」「分かるように教える」ことが出来るから、です。
まず、スキルが先です。
理性と感性は、表裏一体で、
仕事であれば、仕事のスキルが上がれば上がるほど、
感性も伴って高くなっていき、人間性が備わっていくのです。
ありがとう!