改革とは原点回帰

伊敷豊

2010年06月10日 12:52



「かんてんパパ」で有名な伊那食品工業の塚越会長にお会いしました。

伊那食品工業は、創業以来48年連続増収増益を続け、
塚越会長の著書「年輪経営」は、多くの経営者にヒントを与える好著です。

塚越会長の頭の回転力は凄く、歯切れの良い言葉がスパンと出てきて
答える私もたじたじでした。

確認できたのは、経営者は企画できるクリエイティブ、感性がないといけないという点です。

塚越会長がまさにクリエイティブな感性の持ち主で
メーカーとして、時代に合わせて技術革新していくことの大切さを説いていました。

理念経営だけ唱え、社員を鼓舞するだけの会社経営者が多々いますが
経営者やキーパーソンに企画が出来るクリエイティブな感性がなければ
長寿企業にはなれないのです。

そして、印象に残ったのは、原点回帰、シンプルに考えること。

経営革新も、何か派手な事をするのではなく、
「何の目的なのか」原点に戻り深耕していくことで、改めて「何をすべきなのか」なのか捉え直し
改革していくことだと。

根本をしっかり固めること。非常に理にかなっています。

「儲けは結果に過ぎない」
「わが社の目的は儲かることではないことを知っていますから、社員も幸せだとおもいます」

人事異動も社員の都合優先。
そういう経営者がいれば、社員も会社を誇りに思うでしょう。




「年輪経営」通り、社員が自信もってイキイキと仕事していました。
自主的で臨機応変に対応していただきました。

かんてんパパガーデンは、丁寧に整備され非常にきれいでした。
長野市から高速バスで2時間あまりかかりますが、
ぜひ、機会があれば訪れてみてください。

http://www.kantenpp.co.jp/garden/index.html

さつき亭のかつ丼、おいしかったですよ。





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