日本初の国際政治家 ^m^

伊敷豊

2005年05月24日 09:45

琉球王朝時代に
琉球は、中国、東南アジア、日本を相手に大交易が行われていた。
しかし、「なぜ、海外貿易ができたのか?」
案外分からない。


人気blogランキングへ

今の沖縄は
失業率全国ワースト1
県民所得全国ワースト1
 
経済、政治も非常に小さいものになっている。
 
 
大交易の栄華を極めたのは、琉球王国時代のすべてではなく、14世紀後半から15世紀前半にかけて、わずか100年たらずの間。
 
マーケティング的な発想、戦略があったから、小さな島国である琉球が、大国である中国や、日本、朝鮮、東南アジアの国々と相手に堂々とわたりあえたのです。
 
 
戦略があるとないとではこうも違うのです。
 
琉球王国の大交易時代で隆盛を誇った14世紀後半から15世紀前半、その時代に活躍した、
 
尚巴志(しょうはっし・1372~1439年)、壊機(かいき)
この二人の人物の戦略家がいたから成し遂げられたのです。
 
 
 
尚巴志は、分裂していた沖縄を統一した最初の国王。
天下統一事業は、信長より140年前に成し遂げ、
政治的な世界観は信長よりもはるかに広く、
日本で最初に生まれた国際政治家です。
 
壊機は、中国人で客家と言われています。
尚巴志の父、尚恩紹、尚巴志、尚忠、尚思達、尚金福、第一尚家の五代の国王に仕えた。尚巴志のブレーン・政治顧問で、数々の事業を成す遂げます。
 
琉球外交の善隣外交の樹立三山統一南海貿易首里城築城那覇の街づくり長虹提(ちょうこうてい)海中道路整備中山門の建設迎恩亭、天妃宮の建設飲料用用水、防火用水を兼ねた南国山庭園、龍潭池(りゅうたんいけ)の造園
皆さんご存知のサトウキビ、サトイモ、紅型、かすり、泡盛もその時代に輸入したのです。
 
 
現代の沖縄は、その域を越えていない。
 
しかし、沖縄には独特の思考があります。それは、「幸せになる」普遍的な思考であり、我々の子孫は、それを受け継いでいます。
 
本土の人が、沖縄に魅せられるのはそのような、沖縄の独特な思考、
地場の強さがあるからではないでしょうか。
 
 
劇作家、プロデューサーである亀島靖さんの「琉球歴史の謎とロマン」全三巻は琉球の歴史を分かり易く書いていますので「なるほど」と思うはずです。
 
 
ご一読ください。
 
 
オンリーワンコンサルタント  伊敷豊

関連記事