2012年01月10日

マクドナルド原田氏は日本流経営者

マクドナルド原田氏は日本流経営者

日本マクドナルドホールディングスCEO
原田泳幸氏は、アップルコンピュータから移籍した異色の経歴経営者として話題を呼びました。

外資系企業経営者で、前職がIT企業なのでドラスティックで欧米流経営者と思われがちです。

しかし、原田氏はまちがいなく日本流経営者です。

欧米経営者というとMBA取得していることが前提条件のようですが
原田氏の著書を読むと、MBA取得が必要条件ではないと断言しています。

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原田氏は、MBA取得を否定しているのではなく、タイミングと活かし方だと強調しています。
原田氏自身ハーバード大学のビジネス・エリート養成コースAMP(advanced management program)を受講しています。

大学を卒業してすぐMBA取得すると現場経験のない為、机上の空論を振りかざす弊害を指摘しています。

もちろん、すべてではないとおもいます。
その人の能力にもよりますが。

MBA取得、ビジネススクールなど通うより、現場へ出て経験をすることを勧めています。

アップルコンピュータ時代に、
行列のできるラーメン屋台さんにビジネスセミナーを本気で考えたようです。

原田氏自身、学生時代、家庭教師などのありふれたアルバイトを選択せず
ダンプカー運転手、庭師、救急病院の受付、布団の打ち直し、旅館の番頭、学習塾経営など異色な経験をしています。

それも、単に賃金を得る為のアルバイトではなく
そこから何かを得ようとする姿勢があったか、多くのことを現場から学べたと思うのです。

現場で学ぶことの重要性。
実践では、待ったなしです。すべて流動的なことばかり。

私もコンサルをしていると、「弟子にしてください」と、時々若い方からお願いされることがあります。

コンサルに学べば、コンサルができると考えているのかもしれません。

その時、決まっていうのは「私のもとで弟子をするより、実践の現場で十年くらい学んだ方が良いですよ」と。
その様に答えると、怪訝な顔をされます。



コンサルをするにしても、実践経験がなければ机上の話をするしかありません。
一般論は誰がでも言えますが、具体的に実践し成果を残す事ができなければ、コンサルをしている意味はありません。

「現場経験は大事だ」と原田さんが強調すると、
短絡的にでは「ただ現場経験」をすればいいんだ誤解をしてしまいがちです。

大事なのは「何かを得ようとする態度」なのです。

現場は流動的なので、先が読めません。
先が読めないから面白いのですが。

先が読めなければ、「どうすれば読めるようになるのか」を考えるようになります。

屋台のラーメン屋さんであれば、屋外ですので、まず天候を読みます。
晴れ、曇り、雨の場合の対応がちがいます。

季節によっても、体感温度がちがいます。

時間帯、場所によってもちがいます。

お客さんによってもちがいます。

仕入れ具合、調理方法、提供の仕方、接客など
その場面により、変えることが必要です。


私も、製麺会社の企画開発にいましたので、季節により、配合をすこし変えます。
通年、同じ配合では、季節により麺が柔らかくなったりします。

変えることで、最適な麺を提供できるのです。

私が、屋台のラーメン屋であれば、お客さんへ、最適なラーメンを提供する為に
製麺会社へ配合を季節に応じて変えてくれとリクエストします。

麺だけではありません。
スープ、トッピングも季節により、微妙に変えます。



流動的な先が読めない現場では、読む工夫が生まれます。

読む工夫をしていると、自然と人の心理、琴線を読めるようになってくるのです。

原田さんは、アルバイト現場で習得したのは、アルバイト先の業務知識ではなく
流動的な現場の流れをつかみ、どう先を読むという能力を獲得したのです。

つまり、琴線を読む力を現場から学んだわけです。

原田さんは、屋台ラーメン屋さんのセミナーを本気で考えた背景には、その様な意図があったとおもいます。

琴線を読める、KY(琴線が読めない)でない経営者である原田さんは、
だから日本流経営者なのです。

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