2011年12月26日
朝日ニュースターはドル箱にできる
朝日ニュースターの番組、「武田鉄矢の週刊鉄学」にゲスト出演させてもらいました。
その朝日ニュースター(衛星チャンネル)がテレビ朝日に吸収される。
朝日ニュースターは、テレビ朝日の子会社だったとおもっていましたが
関係者に聞くと朝日ニュースターは、テレビ朝日ではなく朝日新聞の子会社だということがわかりました。
だから、朝日ニュースターが地上波・テレビ局らしくないテレビ番組制作ができるのかと、腑に落ちました。
沖縄のケーブルテレビ(OCN)でも朝日ニュースターを視聴することができ、
大好きな武田鉄矢さんの週刊鉄学や、パックインジャーナルも録画し、楽しみに視聴しています。
朝日ニュースターがテレビ朝日に吸収されるのにあたり気になるのは番組が継承され存続できるのかどうか。
もちろん、武田鉄矢さんの週刊鉄学や、パックインジャーナルがなくなれば、私個人としては視聴はしなくなる。
制作するスタッフが変われば、おのずと番組も変わる。
テレビ朝日は、どうも朝日ニュースターを地上波同様、当たりさわりのないテレビ局に換えるつもりらしい。
朝日ニュースターの社員は解雇ではないが、全員退職をするという。
要するに、これまでの様な番組作りはしないという編集制作方針が透けて見える。
「ブレーキング」が売りの日テレニュースのようにしようとしているのかもしれない。
日本テレビの日テレニュースは、ニュースをチェックするためについ見てしまうが(笑)
制作方針が違えば、仮に番組名を継承しても別番組になってしまう。
武田鉄矢さんの週刊鉄学、パックンジャーナルも事実上無くなるということになる。
「番組を無くすなぁー!」 と情緒的に言うつもりはありませんが、朝日ニュースター制作スタッフを退職させるのは、
これまで培ったノウハウという知的財産を捨てるようなものです。
テレビ朝日にとって、マーケティング的に大きな損失です。
私がテレビ朝日の経営者であれば、朝日ニュースター制作スタッフは温存します。
他の地上波同様、テレビ朝日も視聴率が低下傾向にあるとおもいます。
地デジ化で、莫大な設備投資がかかり、制作費がかけれないようになったにで、益々コンテンツにお金をかけれない状況。
そこで目をつけたのが、韓国番組と、お笑い芸人。
制作費にお金をかけず、ある程度視聴率を稼げるのが、韓国番組と、お笑い芸人の番組。
地上波・テレビ局では、「韓流ブーム」とか言っていますが、韓国番組を買って放映する方が安く済み、
視聴率が稼げるという事情があるからで、以前の韓流ブームとはちがいます。
韓国番組同様、安くて視聴率が稼げるのが、お笑い芸人が出演する番組。
特に吉本芸人の番組露出が格段に増えました。
何の芸に力のない芸人が内輪話を、おしゃべりする番組に、視聴者も食傷気味です。
どのチャンネルを変えても、吉本芸人が似たような構成で
似たような内容で、視聴者が早晩飽きるのは明らかです。
他がやっているからと、追随するやり方、無難なやり方は
どんどん独自性をなくし、魅力をなくしていくのです。
その様な発想で番組をつくっても面白い番組が作れるはずがない。
制作スタッフの重要性。
制作スタッフがかわり、制作方針が変わり独自性がなくなることで、
ファンが離れるということを「DIME」の事例で説明しましょう。
トレンド雑誌「DIME」が好きで創刊号から購読していました。
非常に個性が強い編集者がいて、ディープな内容が多く、個性的でした。
時には、行き過ぎて、イタリアの国民性を指摘した記事を掲載しイタリア大使館から、クレームがあったくらいです。
当時問題になっていた自主流通米のこともディープに掘り下げていたことを今でも覚えています。
ある時、編集長が変わり編集方針が変わり、デザイン、写真に凝ったかっこいいトレンド雑誌になってしまいました。
泥臭くて個性的なコーナー、記事がどんどんなくなり、どこにもあるトレンド雑誌になり下がったのです。
制作スタッフが変わることで、在り来たりのつまらない雑誌になったのです。
あまりにもつまらないので、編集部に「つまらないから、前のような個性的な編集内容に戻せ」というファンレターを送りました。
もちろん購読をやめバックナンバーもすべて廃棄しました。
数年後、「DIME」手にすると、以前にような個性的なコーナーが少し復活していました。
カッコいい雑誌から少しもどっていましが、以前のようなわくわくする泥臭い情報誌にはもどっていません。
もちろん購読もしていませんが。
無難、人まね、他社追随は安易なやり方ですし、ファンが離れていきます。
今、テレビ番組に求めるられているのは、強烈な個性的な番組です。
テレビ視聴率が下がっているのは、外的要因だけなく、無難、人まね、他社追随の番組制作方針と、
そのような無個性の番組制作スタッフしかいないテレビ局に起因しているのです。
朝日ニュースターの番組制作スタッフは、製作費をかけずに個性的な番組制作が出来るのに、
その様な能力を持っているスタッフを放出してしまうのは愚の骨頂。
テレビ朝日にとって経営戦略的にもメリットがあるのに、どうしてしないのか不思議です。
先を見通すことができる経営陣もいると思いたいのだが。
私がテレビ朝日経営者であれば、
地上波テレビ局がしないレアな番組をつくる。
製作費をかけずに個性的な番組制作が出来る朝日ニュースターの制作スタッフ、制作ノウハウを逆に地上波に取り込む。
地上波の報道番組が面白くなくなったのは、「官製報道」につきる。
池上彰さんは、ジャーナリストとして有名ですが、内容は官製報道の域を出ていない。
わかりやすく伝えていただけの報道番組の最たるものが
お門違いの人気アナウンサーの某メインキャスターの起用だった。
その某メインキャスターには悪いのですが、バラエティー番組向けの人で、
報道番組のメインキャスターには向いていなかった。
というより、番組制作スタッフの責任だろう。
人気のあるキャスターを添えれば視聴率を取れるという安直な姿勢がみえみえであった。
報道番組は「官製報道」から脱却できれば、視聴率が取れるようになるはずなのに、
メインにお飾りの人気キャスターとで、官製情報に頼るのでは、凋落するのは当たり前です。
報道番組は、未開な部分があります。
もっと視聴率がとれる報道番組ができます。
やり方をいろいろありますが、どうすればいいのかというのは、企業秘密ですが。
ケーブルテレビ加入世帯は約2,600世帯で、普及率は48.8%と年々上昇している。
韓国は全世帯の8割がケーブルテレビに加入していることを考えれば、もっと加入世帯は増えるのは予測できます。
朝日ニュースターの視聴契約世帯数は約570万世帯ですが、もっと増えるはずです。
朝日ニュースター制作スタッフの知的財産を活かし、
更にマーケティング戦略が加われば、テレビ朝日にとって朝日ニュースターはドル箱に変わります。
制作するスタッフが変われば、おのずと番組も変わる。
テレビ朝日は、どうも朝日ニュースターを地上波同様、当たりさわりのないテレビ局に換えるつもりらしい。
朝日ニュースターの社員は解雇ではないが、全員退職をするという。
要するに、これまでの様な番組作りはしないという編集制作方針が透けて見える。
「ブレーキング」が売りの日テレニュースのようにしようとしているのかもしれない。
日本テレビの日テレニュースは、ニュースをチェックするためについ見てしまうが(笑)
制作方針が違えば、仮に番組名を継承しても別番組になってしまう。
武田鉄矢さんの週刊鉄学、パックンジャーナルも事実上無くなるということになる。
「番組を無くすなぁー!」 と情緒的に言うつもりはありませんが、朝日ニュースター制作スタッフを退職させるのは、
これまで培ったノウハウという知的財産を捨てるようなものです。
テレビ朝日にとって、マーケティング的に大きな損失です。
私がテレビ朝日の経営者であれば、朝日ニュースター制作スタッフは温存します。
他の地上波同様、テレビ朝日も視聴率が低下傾向にあるとおもいます。
地デジ化で、莫大な設備投資がかかり、制作費がかけれないようになったにで、益々コンテンツにお金をかけれない状況。
そこで目をつけたのが、韓国番組と、お笑い芸人。
制作費にお金をかけず、ある程度視聴率を稼げるのが、韓国番組と、お笑い芸人の番組。
地上波・テレビ局では、「韓流ブーム」とか言っていますが、韓国番組を買って放映する方が安く済み、
視聴率が稼げるという事情があるからで、以前の韓流ブームとはちがいます。
韓国番組同様、安くて視聴率が稼げるのが、お笑い芸人が出演する番組。
特に吉本芸人の番組露出が格段に増えました。
何の芸に力のない芸人が内輪話を、おしゃべりする番組に、視聴者も食傷気味です。
どのチャンネルを変えても、吉本芸人が似たような構成で
似たような内容で、視聴者が早晩飽きるのは明らかです。
他がやっているからと、追随するやり方、無難なやり方は
どんどん独自性をなくし、魅力をなくしていくのです。
その様な発想で番組をつくっても面白い番組が作れるはずがない。
制作スタッフの重要性。
制作スタッフがかわり、制作方針が変わり独自性がなくなることで、
ファンが離れるということを「DIME」の事例で説明しましょう。
トレンド雑誌「DIME」が好きで創刊号から購読していました。
非常に個性が強い編集者がいて、ディープな内容が多く、個性的でした。
時には、行き過ぎて、イタリアの国民性を指摘した記事を掲載しイタリア大使館から、クレームがあったくらいです。
当時問題になっていた自主流通米のこともディープに掘り下げていたことを今でも覚えています。
ある時、編集長が変わり編集方針が変わり、デザイン、写真に凝ったかっこいいトレンド雑誌になってしまいました。
泥臭くて個性的なコーナー、記事がどんどんなくなり、どこにもあるトレンド雑誌になり下がったのです。
制作スタッフが変わることで、在り来たりのつまらない雑誌になったのです。
あまりにもつまらないので、編集部に「つまらないから、前のような個性的な編集内容に戻せ」というファンレターを送りました。
もちろん購読をやめバックナンバーもすべて廃棄しました。
数年後、「DIME」手にすると、以前にような個性的なコーナーが少し復活していました。
カッコいい雑誌から少しもどっていましが、以前のようなわくわくする泥臭い情報誌にはもどっていません。
もちろん購読もしていませんが。
無難、人まね、他社追随は安易なやり方ですし、ファンが離れていきます。
今、テレビ番組に求めるられているのは、強烈な個性的な番組です。
テレビ視聴率が下がっているのは、外的要因だけなく、無難、人まね、他社追随の番組制作方針と、
そのような無個性の番組制作スタッフしかいないテレビ局に起因しているのです。
朝日ニュースターの番組制作スタッフは、製作費をかけずに個性的な番組制作が出来るのに、
その様な能力を持っているスタッフを放出してしまうのは愚の骨頂。
テレビ朝日にとって経営戦略的にもメリットがあるのに、どうしてしないのか不思議です。
先を見通すことができる経営陣もいると思いたいのだが。
私がテレビ朝日経営者であれば、
地上波テレビ局がしないレアな番組をつくる。
製作費をかけずに個性的な番組制作が出来る朝日ニュースターの制作スタッフ、制作ノウハウを逆に地上波に取り込む。
地上波の報道番組が面白くなくなったのは、「官製報道」につきる。
池上彰さんは、ジャーナリストとして有名ですが、内容は官製報道の域を出ていない。
わかりやすく伝えていただけの報道番組の最たるものが
お門違いの人気アナウンサーの某メインキャスターの起用だった。
その某メインキャスターには悪いのですが、バラエティー番組向けの人で、
報道番組のメインキャスターには向いていなかった。
というより、番組制作スタッフの責任だろう。
人気のあるキャスターを添えれば視聴率を取れるという安直な姿勢がみえみえであった。
報道番組は「官製報道」から脱却できれば、視聴率が取れるようになるはずなのに、
メインにお飾りの人気キャスターとで、官製情報に頼るのでは、凋落するのは当たり前です。
報道番組は、未開な部分があります。
もっと視聴率がとれる報道番組ができます。
やり方をいろいろありますが、どうすればいいのかというのは、企業秘密ですが。
ケーブルテレビ加入世帯は約2,600世帯で、普及率は48.8%と年々上昇している。
韓国は全世帯の8割がケーブルテレビに加入していることを考えれば、もっと加入世帯は増えるのは予測できます。
朝日ニュースターの視聴契約世帯数は約570万世帯ですが、もっと増えるはずです。
朝日ニュースター制作スタッフの知的財産を活かし、
更にマーケティング戦略が加われば、テレビ朝日にとって朝日ニュースターはドル箱に変わります。
Posted by 伊敷豊 at 10:00│Comments(1)
│ツイてる伊敷豊の独り言
この記事へのコメント
朝日ニュースターについて、私も全く同感です。
良い報道番組を無し、時間つぶしの様な過去のスポーツ中継を流す事に放送局として何の良心の呵責も感じ無いのでしょうか?
寂しい限りです。
良い報道番組を無し、時間つぶしの様な過去のスポーツ中継を流す事に放送局として何の良心の呵責も感じ無いのでしょうか?
寂しい限りです。
Posted by kakazu at 2012年06月22日 04:49
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