2006年07月12日
沖縄に学ぶ 成功の法則
琉球新報の南風(はえ)のコラムに掲載されました。
今回のテーマは「沖縄に学ぶ」
コラムでも書きましたが
今回私の本「沖縄に学ぶ成功の法則」のタイトル!
沖縄に学ぶこと、があるのか?
コラムの内容は下記のようになっています。↓
←つづきを読む前にクリック!感謝です(^^♪
沖縄に学ぶ(琉球新報夕刊・7月11日掲載)
「沖縄に学ぶものあるのかなぁ」と、知人のA氏は小生が書いた「沖縄に学ぶ成功の法則」のタイトルを見てつぶやいた。沖縄の企業には世界、日本を代表する企業はない。東京のトレンドは2、3年遅れて沖縄に入ってくる。大和人に教えを請うビジネスセミナーが盛んだ。勝ち組が賞賛され、すぐ真似る、すぐ儲かる、すぐあきらめる、短絡的なビジネスが横行している。日本人は一番大切なくくる(心)を無くした。スピード時代の今だからこそ「沖縄に学ぶ必要がある」と私は声を大にして言いたい。沖縄の商売の基本は「しーぶん」にあると思っている。「しーぶん」は単なるおまけではなく「気持ち」。実践的マーケティングのポイントは感情。「しーぶん」はまさしく実践的マーケティングと相通じる。
大胆な仮説だが「しーぶん」の起源は大交易時代ではないかと考えている。大交易が実現した要因の一つは進貢貿易だが、最も大きな要因はビジネスに不可欠である「信用」が琉球人にはあったからだ。当時のポルトガル人の資料に「彼らは正直な人で〈中略〉自分たちの同胞を売ることをしない」(大航海時代叢書Ⅴ)とあり、バジル・ホールも「理知的でおだやか、親切で人づきあいがよい」と賞賛している。琉球人は相手を思う「くくる」があったので言葉を超えて信用が醸成できたのではないか。「くくる」があったから大交易が実現できた。そのなごりが「しーぶん」ではないか。国際ビジネスを日本より500年前に実現した沖縄。スピード時代の今こそ現代の沖縄人も大和人も「くくる(心)」を大切にしたおじいおばぁが培った沖縄の生き方を学ぶべきである。
日本が南方貿易をしたのは16世紀
琉球は日本の1世紀前に交易を開始していたのです。
つまり、交易では日本より進んでいた!
ということになります。
明時代の入貢回数では琉球が第1位で171回。
2位・安南(ベトナム)89回
3位・鳥斯蔵(チベット)78回
ちなみに日本は、13位で19回
で、もっと面白いデータがあって
中国(明時代)に渡航した琉球人はどれくらいいたと思います?
なっなっんと延べ10万人
清時代をあわせると20万人に及びます。
更に、東南アジアに渡航した人は延べ3万2300人。
当時の琉球の人口は10万人だったので
10万人の渡航者数は、琉球人全員が中国へ渡航したことになります。
なぜ、入貢回数がダントツだったのか?
なぜ、10万人も中国へ渡航できたのか?
コラムにも書きましたが↑
当時、琉球人に接した外国人には琉球人は信頼のおける人たちと高く評価されています。
琉球人には「くくる」気持ちがあったから、信用され、
海外貿易ができたのだとおもいます。
ビジネスの基本は「信用」ですから。
仮説ですが、それが沖縄のビジネスの根底「しーぶん」に
名残として残っているのだとおもいます。
あっ これはあくまでも私の史実を元にした仮説です。
でも、良い線は行っていると思いますよ。
皆さんどう思いますか?
それと、琉球新報夕刊の南風コラムの掲載日程(前期)ですが
7月25日(火)
8月15日(火)
8月29日(火)
9月12日(火)
9月29日(火)
となっています。
独自の視点でコラムを書いていきます。
ご期待ください。
←ポチッと押してくださいね(^o^)丿
「沖縄に学ぶものあるのかなぁ」と、知人のA氏は小生が書いた「沖縄に学ぶ成功の法則」のタイトルを見てつぶやいた。沖縄の企業には世界、日本を代表する企業はない。東京のトレンドは2、3年遅れて沖縄に入ってくる。大和人に教えを請うビジネスセミナーが盛んだ。勝ち組が賞賛され、すぐ真似る、すぐ儲かる、すぐあきらめる、短絡的なビジネスが横行している。日本人は一番大切なくくる(心)を無くした。スピード時代の今だからこそ「沖縄に学ぶ必要がある」と私は声を大にして言いたい。沖縄の商売の基本は「しーぶん」にあると思っている。「しーぶん」は単なるおまけではなく「気持ち」。実践的マーケティングのポイントは感情。「しーぶん」はまさしく実践的マーケティングと相通じる。
大胆な仮説だが「しーぶん」の起源は大交易時代ではないかと考えている。大交易が実現した要因の一つは進貢貿易だが、最も大きな要因はビジネスに不可欠である「信用」が琉球人にはあったからだ。当時のポルトガル人の資料に「彼らは正直な人で〈中略〉自分たちの同胞を売ることをしない」(大航海時代叢書Ⅴ)とあり、バジル・ホールも「理知的でおだやか、親切で人づきあいがよい」と賞賛している。琉球人は相手を思う「くくる」があったので言葉を超えて信用が醸成できたのではないか。「くくる」があったから大交易が実現できた。そのなごりが「しーぶん」ではないか。国際ビジネスを日本より500年前に実現した沖縄。スピード時代の今こそ現代の沖縄人も大和人も「くくる(心)」を大切にしたおじいおばぁが培った沖縄の生き方を学ぶべきである。
日本が南方貿易をしたのは16世紀
琉球は日本の1世紀前に交易を開始していたのです。
つまり、交易では日本より進んでいた!
ということになります。
明時代の入貢回数では琉球が第1位で171回。
2位・安南(ベトナム)89回
3位・鳥斯蔵(チベット)78回
ちなみに日本は、13位で19回
で、もっと面白いデータがあって
中国(明時代)に渡航した琉球人はどれくらいいたと思います?
なっなっんと延べ10万人
清時代をあわせると20万人に及びます。
更に、東南アジアに渡航した人は延べ3万2300人。
当時の琉球の人口は10万人だったので
10万人の渡航者数は、琉球人全員が中国へ渡航したことになります。
なぜ、入貢回数がダントツだったのか?
なぜ、10万人も中国へ渡航できたのか?
コラムにも書きましたが↑
当時、琉球人に接した外国人には琉球人は信頼のおける人たちと高く評価されています。
琉球人には「くくる」気持ちがあったから、信用され、
海外貿易ができたのだとおもいます。
ビジネスの基本は「信用」ですから。
仮説ですが、それが沖縄のビジネスの根底「しーぶん」に
名残として残っているのだとおもいます。
あっ これはあくまでも私の史実を元にした仮説です。
でも、良い線は行っていると思いますよ。
皆さんどう思いますか?
それと、琉球新報夕刊の南風コラムの掲載日程(前期)ですが
7月25日(火)
8月15日(火)
8月29日(火)
9月12日(火)
9月29日(火)
となっています。
独自の視点でコラムを書いていきます。
ご期待ください。
←ポチッと押してくださいね(^o^)丿
Posted by 伊敷豊 at 09:03│Comments(8)
│ツイてる伊敷豊の独り言
この記事へのコメント
コラム勉強になりました。ありがとうございます。
「しーぶん」最近耳にしてない言葉で、とても新鮮に感じました。
私も、自分の仕事のなかで「しーぶん」一つのテーマにしたいです。
(商品のサービースは、多くできませんが、何か気持ちを持って)
今後のコラム楽しみにしてます。
「しーぶん」最近耳にしてない言葉で、とても新鮮に感じました。
私も、自分の仕事のなかで「しーぶん」一つのテーマにしたいです。
(商品のサービースは、多くできませんが、何か気持ちを持って)
今後のコラム楽しみにしてます。
Posted by ナカシマ at 2006年07月12日 09:56
しーぶんをする心のゆとり、
それこそ、今の日本外交に必要なのではと思います。
北朝鮮がミサイルを発射したからといって
すぐに攻撃能力を持つべきだという発想は、
子供じみているようで納得できません。
「くくる」を持って、外交に臨めば道は開けるはず。
そう信じたいです。
独自の視点で捉えた、伊敷コラム楽しみにしています♪
それこそ、今の日本外交に必要なのではと思います。
北朝鮮がミサイルを発射したからといって
すぐに攻撃能力を持つべきだという発想は、
子供じみているようで納得できません。
「くくる」を持って、外交に臨めば道は開けるはず。
そう信じたいです。
独自の視点で捉えた、伊敷コラム楽しみにしています♪
Posted by 中里智英子 at 2006年07月12日 10:14
ナカシマさん
>私も、自分の仕事のなかで「しーぶん」一つのテーマにしたいです。
>(商品のサービースは、多くできませんが、何か気持ちを持って)
気持ちの問題です。心が大事です。
気持ちを持つことは、お金のかからないことですから
どんどんしーぶんしましょう。
>私も、自分の仕事のなかで「しーぶん」一つのテーマにしたいです。
>(商品のサービースは、多くできませんが、何か気持ちを持って)
気持ちの問題です。心が大事です。
気持ちを持つことは、お金のかからないことですから
どんどんしーぶんしましょう。
Posted by 伊敷豊 at 2006年07月12日 19:06
中里さん
>北朝鮮がミサイルを発射したからといって
>すぐに攻撃能力を持つべきだという発想は、
>子供じみているようで納得できません。
>「くくる」を持って、外交に臨めば道は開けるはず。
>そう信じたいです。
そうおもいます。
駄々をこねている子供じみた外交ですね。
額賀長官にとっては、やけ太ることに嬉々としていますね。
恐らく、日本だけ最後は浮くはずです!
挙げたこぶしをどう処理するのでしょうか、小泉さ~ん。
>北朝鮮がミサイルを発射したからといって
>すぐに攻撃能力を持つべきだという発想は、
>子供じみているようで納得できません。
>「くくる」を持って、外交に臨めば道は開けるはず。
>そう信じたいです。
そうおもいます。
駄々をこねている子供じみた外交ですね。
額賀長官にとっては、やけ太ることに嬉々としていますね。
恐らく、日本だけ最後は浮くはずです!
挙げたこぶしをどう処理するのでしょうか、小泉さ~ん。
Posted by 伊敷豊 at 2006年07月12日 19:11
「しーぶん」の言葉の意味を検索していて、伊敷さんのブログを発見したのを思い返していたら、まさに「しーぶん」が題材になった記事が出て来て、ビックリしました。
伊敷さんの説かれる、「しーぶん」の説明に、代金込みの「オマケ」の意味かと思っていた私は驚いたのでした☆
沖縄人の中でも、思い違いをしている人(生産者定価+αの価格表示のぼったくり沖縄通販サイト)がいるんだと^^;
伊敷さんの説かれる、「しーぶん」の説明に、代金込みの「オマケ」の意味かと思っていた私は驚いたのでした☆
沖縄人の中でも、思い違いをしている人(生産者定価+αの価格表示のぼったくり沖縄通販サイト)がいるんだと^^;
Posted by ふえきのり at 2006年07月12日 21:01
うちなーんちゅぬ「ちむぐくる」幾多の侵略を受けても武器を持たずに
抵抗もしない。まさに懐が深い琉球人の心得には感心します。
武器を持たずに相手の力を利用して返す空手の武術も凄いです。
今では、世界中から空手を学びに沖縄に来ている方々が多いですね。
伊敷先生が伝えているように、これからは、心の豊かさを求める時代
になると思います。
沖縄だからこそそれが発信できると思います。
それは、歴史が物語っていると思います。万国津梁のこころ「くくる」で
接するうちなーんちゅの心意気が好きです。
10月の第4回うちなーんちゅ大会が楽しみですね。
たくさんのうちなーんちゅのくくるが発信される絶好の機会ですね!
おきなわ方言の発信もスローな口調で、ロハス的な環境のある沖縄。
数々の切り口で多くの事が発信できると思います。
伊敷先生の「沖縄から学ぶ成功の法則」いよいよ世界中に発信でき
ますね。!
抵抗もしない。まさに懐が深い琉球人の心得には感心します。
武器を持たずに相手の力を利用して返す空手の武術も凄いです。
今では、世界中から空手を学びに沖縄に来ている方々が多いですね。
伊敷先生が伝えているように、これからは、心の豊かさを求める時代
になると思います。
沖縄だからこそそれが発信できると思います。
それは、歴史が物語っていると思います。万国津梁のこころ「くくる」で
接するうちなーんちゅの心意気が好きです。
10月の第4回うちなーんちゅ大会が楽しみですね。
たくさんのうちなーんちゅのくくるが発信される絶好の機会ですね!
おきなわ方言の発信もスローな口調で、ロハス的な環境のある沖縄。
数々の切り口で多くの事が発信できると思います。
伊敷先生の「沖縄から学ぶ成功の法則」いよいよ世界中に発信でき
ますね。!
Posted by それが、うちなーんちゅぬちむぐくる at 2006年07月14日 10:25
ふえきのりさん
>代金込みの「オマケ」の意味かと思っていた私は驚いたのでした☆
>沖縄人の中でも、思い違いをしている人(生産者定価+αの価格表示のぼ>ったくり沖縄通販サイト)がいるんだと^^;
困ったことに、
オマケと勘違いしている沖縄人(うちなーちゅ)も多いですね。
ちむぐくる(心)をなくしたことで、テクニック志向に走るから、仁義なき、ぼったくり商法が平気でやれるのだとおもいます。
沖縄再考ですよね。
>代金込みの「オマケ」の意味かと思っていた私は驚いたのでした☆
>沖縄人の中でも、思い違いをしている人(生産者定価+αの価格表示のぼ>ったくり沖縄通販サイト)がいるんだと^^;
困ったことに、
オマケと勘違いしている沖縄人(うちなーちゅ)も多いですね。
ちむぐくる(心)をなくしたことで、テクニック志向に走るから、仁義なき、ぼったくり商法が平気でやれるのだとおもいます。
沖縄再考ですよね。
Posted by 伊敷豊 at 2006年07月18日 11:53
それが、うちなーんちゅぬちむぐくる さん
>これからは、心の豊かさを求める時代になると思います。
>沖縄だからこそそれが発信できると思います。
まさにそうだと思います。
沖縄だからこそ「こころ」を発信できます。
しかし、我々現代の沖縄人は、ちむぐくるを忘れているのではと危惧しています。
温故知新で投書しました。
>これからは、心の豊かさを求める時代になると思います。
>沖縄だからこそそれが発信できると思います。
まさにそうだと思います。
沖縄だからこそ「こころ」を発信できます。
しかし、我々現代の沖縄人は、ちむぐくるを忘れているのではと危惧しています。
温故知新で投書しました。
Posted by 伊敷豊 at 2006年07月18日 11:57