2005年04月17日

笑子さんの長寿料理

沖縄県は長寿県として有名ですが、男性の平均寿命が26位に落ちたのです。

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マスメディアは「長寿県が危ない」と騒ぎ立てて、

行政も、「長野県を見習おう」という運動をする始末。

それって典型的なリサーチャー的な捉え方です。



ようするに、データに振り回されているって感じです。



マーケティング的に見ると、「長野県を見習おう」という事にはならないはずです。



なぜ、平均寿命が落ちたのかというと

ライフスタイル、食文化が急激に欧米化していったからです。



沖縄は、戦後、長く米国統治下に置かれました。

その時、マクドナルド日本上陸より早く、ファーストフードが沖縄に進出しました。

米軍がいたため、ポーク缶詰などの缶詰は、どんどん食卓に普及したのです。



私の母親は、缶詰のツナを「トゥナ~」と発音します。

何も、英語がしゃべるわけではありませんが、それだけ、米軍から缶詰が流入したことがわかります。





沖縄の男性が、身をもって沖縄の伝統的な食文化、ライフスタイルが

「長寿の大事なソフト」であると証明したのです。



つまり、沖縄の食文化、ライフスタイルを温故知新していけばいいのです。

なにも長野県を見習う必要はないのです。







先月、長寿の村として有名な、大宜味村(沖縄本島北部)に取材にいきました。

実は、私は、マーケティング戦略沖縄の編集長をしています。



大宜味村で地域の伝統的な家庭料理を、地域の食材を使い、地域ぐるみで取組んでいる「笑味の店」があります。



オーナーは金城笑子さん。

名前も素敵だが、情熱的で、沖縄の女性って感じです。



「笑味の店」のモットーが素晴しい。



①女性であるソフト画を生かす

②こだわりの食品づくり

③地域に根ざしたお店

④主役は作る人&買う人

⑤適量、多品目

⑥伝統食の掘り起こしと伝承

⑦高齢者との連携

 

笑子さんは、管理栄養士の資格を生かし、大宜味の地域の食べたれた食材を活用し、地域の昔ながらの伝統料理をアレンジし「長寿料理」を出しています。これが、段々と口コミで広がり、オープンして2年後から忙しくなり始めたという。


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「これまで、旅行代理店からお願いされてツアー団体を受け入れていました。

3年前からできるだけ地域を巻き込んでいきたいと考え、ツアーを受け入れるときはできるだけ、地域へお金が落ちるように旅行代理店にお願いしています。

公民館を使うと使用料を出してもらいます。その他に、司会、ガイド、接客係にも、地域の方にお願いし、いくらか手当てをだしてもらいます。

笑味の店だけなく、地域の公民館を活用することで、皆さんも笑味の店の活動を理解してくれますし、地域全体が一体となって取組むことができます」

と、笑子さん。





笑子さんは、地域を巻き込むことで、「地域の誇り」「アイデンティティー」を醸成しようとしています。

事実、ツアー客がオバー達と触れ合うことで、オバーを含め地域の人たちが自分たちの価値、地域の価値を認識し始めているとのこと。



「85歳以上のオジー、オバー(お年寄り)は、それだけでブランドですよね」

笑子さんの言葉が印象的でした。



家庭料理を出す「笑味の店」と地域との連携し、観光客団体を受け入れるのは、非常に面白いビジネスモデルで、地域の知恵を感じます。

大宜味村だけではなく、沖縄のオジー、オバー達がいる村落で、このビジネスモデルは活用できるのです。



オンリーワンコンサルタント 伊敷豊


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