2010年06月10日
改革とは原点回帰
「かんてんパパ」で有名な伊那食品工業の塚越会長にお会いしました。
伊那食品工業は、創業以来48年連続増収増益を続け、
塚越会長の著書「年輪経営」は、多くの経営者にヒントを与える好著です。
塚越会長の頭の回転力は凄く、歯切れの良い言葉がスパンと出てきて
答える私もたじたじでした。
確認できたのは、経営者は企画できるクリエイティブ、感性がないといけないという点です。
塚越会長がまさにクリエイティブな感性の持ち主で
メーカーとして、時代に合わせて技術革新していくことの大切さを説いていました。
理念経営だけ唱え、社員を鼓舞するだけの会社経営者が多々いますが
経営者やキーパーソンに企画が出来るクリエイティブな感性がなければ
長寿企業にはなれないのです。
そして、印象に残ったのは、原点回帰、シンプルに考えること。
経営革新も、何か派手な事をするのではなく、
「何の目的なのか」原点に戻り深耕していくことで、改めて「何をすべきなのか」なのか捉え直し
改革していくことだと。
根本をしっかり固めること。非常に理にかなっています。
「儲けは結果に過ぎない」
「わが社の目的は儲かることではないことを知っていますから、社員も幸せだとおもいます」
人事異動も社員の都合優先。
そういう経営者がいれば、社員も会社を誇りに思うでしょう。
「年輪経営」通り、社員が自信もってイキイキと仕事していました。
自主的で臨機応変に対応していただきました。
かんてんパパガーデンは、丁寧に整備され非常にきれいでした。
長野市から高速バスで2時間あまりかかりますが、
ぜひ、機会があれば訪れてみてください。
http://www.kantenpp.co.jp/garden/index.html
さつき亭のかつ丼、おいしかったですよ。
Posted by 伊敷豊 at 12:52│Comments(0)
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