2011年09月26日

感性は育てることができる

感性は育てることができる

感性とは、感覚的でクリエイティブな人の特殊な能力と思っている人がいるとおもいます。

決して特殊な能力ではなく私達は大なり小なりもっているのです。
肝心なのは、どのように引き出していくのかという日頃の努力次第です。

感性を高めるといると、一流のモノ・人に触れ、映画、絵画鑑賞など
クリエイティブなことに触れなければいけないと思いがちかもしれません。

確かに、それはクリエイティブ感覚を高めることにつながりますが、
なかなか感覚的なことだけでは感性を高めることにつなげ切れる人は稀で難しいことです。

それより、もっと簡単な方法があります。
理性を使うことです。

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感性と理性は相反する感じがしますが、
実は、理性的につきつめていくと自然に感性が身についてきます。

感性は、理性と相互作用しているからです。

私の著書「日本の流儀」にも、どうすれば感性が育つのか
その点について春夏連覇した我喜屋監督の事例をもとに書いています。


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昨年、甲子園で春夏連覇した興南高校・我喜屋優監督は「五感を働かせる」朝の散歩を寮生の野球部員の日課に課しています。

我喜屋さんの著書『逆境を生き抜く力』(WAVE出版)には
次のように書かれています。

「毎日の散歩を通して、見る(視覚)、聞く(聴覚)、嗅ぐ(嗅覚)、触れる(触覚)など、かならず何かを感じてこいというわけだ。そうすれば、そのあとの朝食も「味覚」を感じ、自然と味わって食べるようになる。」

「五感を活性化させていれば、自然と第六感が働くようになる。第六感が働くということは、いざというときに正しい反応や判断ができるということだ。つまり、勝負勘が身についてくるということだ。」

「朝の散歩には、もうひとつルールがある。散歩から帰って体操を終えたら、抜き打ちで数名を指名して「1分間スピーチ」をさせる。散歩で感じたことや気づいたことを、1分間スピーチせよというわけだ。朝の散歩はただ漫然と歩くだけではない。情報収集、つまりなんらかの取材をしなければならないのだ。」

我喜屋監督の朝の散歩の目的は
生徒の五感を呼び起こさせ感性を磨くことにあります。

「感じさせる」「取材させ1分間スピーチをさせる」「毎日させる」ことがポイントです。

人は楽をする動物です。続けるということはなかなか難しいことです。

最初は強制的にしてもだんだんと意味がわかってくると、
積極的に内発的にやれるようになります。

我喜屋監督が理にかなっているのは、
1分間スピーチと朝の散歩をセットにしたことです。

漫然と散歩しても意味はありません。
1分間スピーチするために取材をしなければなりません。

見過ごしそうな何気ないことに、
自然と五感を研ぎ澄ませ感じようとします。

毎朝続けることで、五感が少しずつ磨かれ感性が高まっていくのです。
感性は私生活のあり方からすでに始まっているのです。

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我喜屋監督だけはありません。

元楽天イーグルス監督の野村克也さんは、
理性と感性が相互作用することを認識していました。

野村さんは理詰めの人ですが、
感性のない人は極端に嫌っていました。

だから、名伯楽と言われ、野村さんの下で育った人材は数多くいます。

もちろん感性のレベルの程度の差はあるのですが
感性は育てることができるのです。



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