2006年08月09日
オシム監督シビレル言葉

オシムの言葉
オシム?
彼を知ったのは、
ワールドカップ1次リーグ戦前
日本中の誰もが
1試合目のオーストラリア戦には勝てるとおもっていた。
クロアチアよりオーストラリアは力が劣ると。
そういうムードの中
オシム監督のインタビューをテレビで偶然見たのです。
「クロアチアよりオーストラリアに注意したほうがいい」
「見栄えがいいが、走れないし、バランスが悪い」
と、言うような主旨の発言をした。
へぇ~面白い見方をする人がいるんだぁ
と思ったのです。


で、オシム監督が予言した通り、
日本はオーストラリアに大敗し、
決勝トーナメントに進出できなかった。
後半足が止まった日本チームのなかで
中田選手だけ走っていた…ことが記憶によみがえる。
面白い人がJリーグ監督にいるものだと
感心したことを覚えています。
そのオシムさんが日本代表監督になった。
偶然じゃないなぁと。
彼の鋭い眼光に
只者ではないとおもったのですが…
彼が、なぜ予言できたのか?
関心が強くなって
この間、幸せ専門店の上洲書店で
イビツァ・オシムさんを取材した
「オシムの言葉」(木村元彦著・集英社インターナショナル)を購入し
さっそく読んでみました。
読むほどにシビレた~!
そんじゃそこらの人ではない!
勝負師というより、哲学者でした。
イビツァ・オシムさんは
数学が得意で、大学教授という道もあったが、
サッカーの道を進む。
現役で活躍したあと
86年ユーゴスラビア代表監督で90年ワールドカップベスト8
パシナナイスコ(ギリシャ)、シュトルム・グラーツ(オーストラリア)
03年ジェフユナイテッド市原・千葉の監督を歴任し
日本代表監督に就任。
ヨーロッパのビッククラブからもオファーがくるほどの名将。
それだけではなく、
オシムさんの祖国ユーゴスラビアは
民族紛争により分裂しました。
民族戦争では、家族がバラバラになり生死もわからない状態に。
オシムさんの言葉にはエスプリがある。
サッカーだけでなく
プロ論、人を観る目として参考になります。
「君たちはプロだ。休むのはオフになってから、あるいは引退してから十分だ。
シーズン中はサッカー以外のことなど考えるな」
「アイデアのない人間もサッカーはできるが
サッカー選手にはなれない」
「ある選手が、そういったアイデアを身に付けているかどうかは
サッカーのプレーを見なくても、普段からの言動を見ていれば予測できる」
「だからこそ、選手を観察する必要がある。
その上で、対戦相手のことを洞察し、
まず、相手が何に長けていて何に劣っているのかを考えさせる。
そして自分たちが何をすべきなのか、
何をしていけないか言っていく」
「ユダヤ人が結束が固いのは知っているだろう?
彼らには『2回までは助けろよ』という諺があって、3回目は助けない。
1回ミスしたら助ける。2回ミスして助ける。3回目は助けない。そういうことだ」
「そもそもシステムとというのは弱いチームが強いチームに勝つために作られている。
引いてガチガチに守って、ほとんどハーフェイラインを越えない。
で、たまに偶然1点入って勝ったから、これは素晴らしいシステムだと。
そんなサッカーは面白くない。
例えば国家のシステム、ルール、制度にしても同じだ。
これしちゃダメだ。あれしちゃダメだと人をがんじがらめに縛るだけだろう。
システムはもっともできる選手から自由を奪う。
システムが選手を作るんじゃなくて、選手がシステムを作っているべきだと考えている。
チームでこのシステムををしたいと考えて当てはめる。
でもできる選手がいない。じゃあ、外から買ってくるというのは本末転倒だ。
チームが一番効率よく力が発揮できるシステムを選手が探していくべきだ」
「サッカーとは戦術が一番だと思っている監督がいるかもしれない。
しかし私はムービングこそが、最も重要だと思っている」
ユーゴスラビア代表監督時代の有名な話し
各民族びいきのマスメディアが
それぞれの民族出身の有力選手を出すべきだと圧力をオシム監督にかけた。
オシム監督は、民族出身の有力選手だけをあつめ試合をさせた。
結果は惨敗。各民族びいきのマスメディアを沈黙させたのです。
屈しない信念の人でもあるし、
チーム一人ひとりの選手の特性を見抜き
バランスよく適材適所に配置し
最大限に力を発揮させることができる監督なのです。
実は、
「ムービングが重要」
「チームが一番効率よく力が発揮できるシステムを選手が探すべき」
という点は私が理想とする組織像です。
動きのある中で互いが最高なパフォーマンスを発揮していく環境を
社員自身が構築して組織が長続きする100年企業なのです。
そのためにもリーダーにメキキの能力が必要なのです。
話しは変りますが
オシム夫人のアシマさんが立派です。
内戦で、オシム家族はバラバラになった。
アシマさんが逃げ遅れサラエボから脱出できない。
アシマさんを救うべく
オシムさんはあるルートを通して、特別に優先的に避難できるよう手配した。
が、なんと
それをアシマさんは断ったのです。
「私もサラエボで生まれ育った人間ですよ。
皆が苦しい中、自分だけが逃げ出すなんて恥ずかしいことはできません」
抜け駆けせず順番を待ったのです。
異常事態
普通の人ならば「ラッキー」とおもって避難したことでしょう。
しかし、それを拒否する姿勢に
すがすがしさを感じたのです。
何事にも芯がぶれず凛として毅然としている態度に
オシムさんも惚れたんでしょう。
利他の人か、利己の人か、人間性が
修羅場に立ったときの、
どういう道を選択し、決断するかで、よ~くわかります。
オシムの奥さんらしい。
いいなぁ~
そういうパートナーが…
きっと上手くいきます!
日本はオーストラリアに大敗し、
決勝トーナメントに進出できなかった。
後半足が止まった日本チームのなかで
中田選手だけ走っていた…ことが記憶によみがえる。
面白い人がJリーグ監督にいるものだと
感心したことを覚えています。
そのオシムさんが日本代表監督になった。
偶然じゃないなぁと。
彼の鋭い眼光に
只者ではないとおもったのですが…
彼が、なぜ予言できたのか?
関心が強くなって
この間、幸せ専門店の上洲書店で
イビツァ・オシムさんを取材した
「オシムの言葉」(木村元彦著・集英社インターナショナル)を購入し
さっそく読んでみました。
読むほどにシビレた~!
そんじゃそこらの人ではない!
勝負師というより、哲学者でした。
イビツァ・オシムさんは
数学が得意で、大学教授という道もあったが、
サッカーの道を進む。
現役で活躍したあと
86年ユーゴスラビア代表監督で90年ワールドカップベスト8
パシナナイスコ(ギリシャ)、シュトルム・グラーツ(オーストラリア)
03年ジェフユナイテッド市原・千葉の監督を歴任し
日本代表監督に就任。
ヨーロッパのビッククラブからもオファーがくるほどの名将。
それだけではなく、
オシムさんの祖国ユーゴスラビアは
民族紛争により分裂しました。
民族戦争では、家族がバラバラになり生死もわからない状態に。
オシムさんの言葉にはエスプリがある。
サッカーだけでなく
プロ論、人を観る目として参考になります。
「君たちはプロだ。休むのはオフになってから、あるいは引退してから十分だ。
シーズン中はサッカー以外のことなど考えるな」
「アイデアのない人間もサッカーはできるが
サッカー選手にはなれない」
「ある選手が、そういったアイデアを身に付けているかどうかは
サッカーのプレーを見なくても、普段からの言動を見ていれば予測できる」
「だからこそ、選手を観察する必要がある。
その上で、対戦相手のことを洞察し、
まず、相手が何に長けていて何に劣っているのかを考えさせる。
そして自分たちが何をすべきなのか、
何をしていけないか言っていく」
「ユダヤ人が結束が固いのは知っているだろう?
彼らには『2回までは助けろよ』という諺があって、3回目は助けない。
1回ミスしたら助ける。2回ミスして助ける。3回目は助けない。そういうことだ」
「そもそもシステムとというのは弱いチームが強いチームに勝つために作られている。
引いてガチガチに守って、ほとんどハーフェイラインを越えない。
で、たまに偶然1点入って勝ったから、これは素晴らしいシステムだと。
そんなサッカーは面白くない。
例えば国家のシステム、ルール、制度にしても同じだ。
これしちゃダメだ。あれしちゃダメだと人をがんじがらめに縛るだけだろう。
システムはもっともできる選手から自由を奪う。
システムが選手を作るんじゃなくて、選手がシステムを作っているべきだと考えている。
チームでこのシステムををしたいと考えて当てはめる。
でもできる選手がいない。じゃあ、外から買ってくるというのは本末転倒だ。
チームが一番効率よく力が発揮できるシステムを選手が探していくべきだ」
「サッカーとは戦術が一番だと思っている監督がいるかもしれない。
しかし私はムービングこそが、最も重要だと思っている」
ユーゴスラビア代表監督時代の有名な話し
各民族びいきのマスメディアが
それぞれの民族出身の有力選手を出すべきだと圧力をオシム監督にかけた。
オシム監督は、民族出身の有力選手だけをあつめ試合をさせた。
結果は惨敗。各民族びいきのマスメディアを沈黙させたのです。
屈しない信念の人でもあるし、
チーム一人ひとりの選手の特性を見抜き
バランスよく適材適所に配置し
最大限に力を発揮させることができる監督なのです。
実は、
「ムービングが重要」
「チームが一番効率よく力が発揮できるシステムを選手が探すべき」
という点は私が理想とする組織像です。
動きのある中で互いが最高なパフォーマンスを発揮していく環境を
社員自身が構築して組織が長続きする100年企業なのです。
そのためにもリーダーにメキキの能力が必要なのです。
話しは変りますが
オシム夫人のアシマさんが立派です。
内戦で、オシム家族はバラバラになった。
アシマさんが逃げ遅れサラエボから脱出できない。
アシマさんを救うべく
オシムさんはあるルートを通して、特別に優先的に避難できるよう手配した。
が、なんと
それをアシマさんは断ったのです。
「私もサラエボで生まれ育った人間ですよ。
皆が苦しい中、自分だけが逃げ出すなんて恥ずかしいことはできません」
抜け駆けせず順番を待ったのです。
異常事態
普通の人ならば「ラッキー」とおもって避難したことでしょう。
しかし、それを拒否する姿勢に
すがすがしさを感じたのです。
何事にも芯がぶれず凛として毅然としている態度に
オシムさんも惚れたんでしょう。
利他の人か、利己の人か、人間性が
修羅場に立ったときの、
どういう道を選択し、決断するかで、よ~くわかります。
オシムの奥さんらしい。
いいなぁ~
そういうパートナーが…


Posted by 伊敷豊 at 09:03│Comments(6)
│ツイてる伊敷豊の独り言
この記事へのコメント
こんにちは。
>「私もサラエボで生まれ育った人間ですよ。
皆が苦しい中、自分だけが逃げ出すなんて恥ずかしいことはできません」
抜け駆けせず順番を待ったのです。
素晴らしいですね!
オシム夫人のアシマさんも。
僕も、読みましたが、
本当に、考えさせられますね。
先日、「武士道」も読みましたが、
今の日本には、オシム夫人のアシマさんみたいな人が少ないのかな?
と思いました。
僕も、もっと、もっと、誇りを持って生きていきたいと思います。
>「私もサラエボで生まれ育った人間ですよ。
皆が苦しい中、自分だけが逃げ出すなんて恥ずかしいことはできません」
抜け駆けせず順番を待ったのです。
素晴らしいですね!
オシム夫人のアシマさんも。
僕も、読みましたが、
本当に、考えさせられますね。
先日、「武士道」も読みましたが、
今の日本には、オシム夫人のアシマさんみたいな人が少ないのかな?
と思いました。
僕も、もっと、もっと、誇りを持って生きていきたいと思います。
Posted by E.K. at 2006年08月09日 17:10
E.K.さん
>今の日本には、オシム夫人のアシマさんみたいな人が少ないのかな?
>と思いました。
少ないですね。
その代わり、とっと船を乗り換えるような自己チューは多いですね。
>僕も、もっと、もっと、誇りを持って生きていきたいと思います。
同感です。
ナショナリズム的な他者を見下すようなチンケな誇りではなく、
生き様を後生に伝えたくなるような、筋がしっかり通っている誇りを
持つと、すごいですよね。
オシムさんの本を読んで
哲学を持つことが大切だと改めて感じました。
>今の日本には、オシム夫人のアシマさんみたいな人が少ないのかな?
>と思いました。
少ないですね。
その代わり、とっと船を乗り換えるような自己チューは多いですね。
>僕も、もっと、もっと、誇りを持って生きていきたいと思います。
同感です。
ナショナリズム的な他者を見下すようなチンケな誇りではなく、
生き様を後生に伝えたくなるような、筋がしっかり通っている誇りを
持つと、すごいですよね。
オシムさんの本を読んで
哲学を持つことが大切だと改めて感じました。
Posted by 伊敷豊 at 2006年08月09日 19:15
ありがとうございます。
伊敷さんと、こうして意見交換が出来て、大変光栄です。
これからも宜しくお願いいたします。
伊敷さんと、こうして意見交換が出来て、大変光栄です。
これからも宜しくお願いいたします。
Posted by E.K. at 2006年08月09日 20:40
E.K. さん
こちらこそ。
オシムジャパンも勝利しました。
E.K. のチームも頑張ってください!
こちらこそ。
オシムジャパンも勝利しました。
E.K. のチームも頑張ってください!
Posted by 伊敷豊 at 2006年08月09日 23:57
先日は遅くまでの方針発表会、翌日早朝からのミーティングとたいへんありがとうございます。適材適所、自ら考える組織にする。弊社の変化を実感してます。今日はこれから仲西中学校で、第2回掃除に学ぶ会です。夫婦でPTA役員を愉しんでます。午後は神渡良平先生が来店します。神渡先生も神人のようですよ。いつもありがとうございます!
Posted by 本屋のおせっかいおばさん at 2006年08月13日 06:24
本屋のおせっかいおばさん さん
いや~、パワフルですね。
参りました。
ブログでみましたが、「掃除に学ぶ」のも面白い活動ですね。
今度、神渡良平先生にもあわせてください。
いや~、パワフルですね。
参りました。
ブログでみましたが、「掃除に学ぶ」のも面白い活動ですね。
今度、神渡良平先生にもあわせてください。
Posted by 伊敷豊 at 2006年08月14日 10:40